研修医から考える資産運用

医者1年目が知識ゼロから不動産、税金、株、クレジットカード、保険などお金について勉強しまくって年収1億円を目指す!

『金持ち父さん貧乏父さん』を要点だけまとめてみた

『金持ち父さん貧乏父さん』

 

言わずと知れた大ベストセラーですね。

お金の勉強を始めるにあたってまず読んどいた方が良い入門書的な本です。

 

著者のロバート・キヨサキは日系アメリカ人でアメリカの投資家です。個人資産80億とも言われている超金持ちです。

説得力がありますね。

 

この本で言われている事を自分なりに噛み砕いて要点だけを説明したいと思います。

 

1.お金のために働くな。お金を自分のために働かせろ

 

つまり働いてお金を稼いでるうちは金持ちにはなれないって事です。

 

自動的にお金を産んでくれる資産を築く事、それを「お金が自分のために働く」といった表現を使って説明しています。

 

例えば、医者って身体使って稼ぐ職業ですよね。

自分の先輩でも、年収何千万あっても、

 

病院の仕事+休日はフルでバイト

 

みたいな人は少なくありません。

確かにお金は稼げるけど、これだと金額的にも体力的にも限りがありますよね。

 

お金を産んでくれる資産をたくさん持つことで、体力的にも金銭的にも余裕が生まれて、さらに新たな資産を築くことができる。

 

といった良い流れが生まれる訳です。

 

もちろん僕も若いうちは稼ぐために身体使うつもりですが、そこで稼いだお金を自分のために働かせたいですねー。

 

2.Financial intelligenceを身につけろ

 

"Financial intelligence"つまりお金に関する知識を身につけない事にはお金持ちにはなれないという事です。

 

学校では教えてくれない「お金に関する知識」

 

この本ではその重要性を特に強調しています。

 

その中でも最も大事なのが

 

資産と負債の違いを理解する事

 

資産というのは持っている事でお金を産んでくれます。

 

逆に負債というのは持っているだけでお金が出て行ってしまいます。

 

すごく簡単な事のようですが、この理論でいくと、例えば持ち家、車は負債になります。

持ち家は持っているだけで住宅ローン、固定資産税etc...とお金が減っていくし、車も同様です。

 

逆に、値上がりしそうな不動産であったり、売るときには値上がりする事が予想される時計や車は持っているだけでお金を産んでくれるので資産になります。

 

この違いを考えてお金を使っていれば、お金は増え続けるという考えです。

 

 

3.資産にお金をつぎ込め

 

お金を稼いで、銀行に預けて貯金するのは、確かにお金が増えますがその速度は非常にスローです。

 

お金を稼いで資産に投資する事で、更なるお金を得て、それをまた資産に投資する。

 

これを繰り返すことで銀行貯金の何倍ものスピードでお金を増やすことができるということです。

 

もちろん、Financial intelligenceは大前提です。

 

お金を稼いだから良い家に住もう!とか良い車乗ろう!というのは稼いだお金を負債につぎ込んでいるだけです。

 

稼いだお金を資産に投資して、そこで出た利益で初めて贅沢をする。

というのが資産を増やすためには重要です。

 

これは個人的にはかなり耳が痛かったです。笑

僕はお金が入るとすぐ調子乗って使ってしまうタイプなので、、、

 

確かにこんな事続けてたら貯金すら出来ないですよね。笑

 

良い車、良い時計、良い家など、贅沢品って目に見えるから、一時は自分の欲望を満たす事が出来ますよね。

 

でもこの欲望には限りがなくて、しばらくするともっと大きな欲望が襲ってくるんです。

 

恐ろしい。。

 

これは僕が身をもって体験しています。笑

 

まずは自制する事から始めないといけない。

僕の場合、これに尽きます。笑

 

4.会社を作って節税しろ

 

ほとんどの人が会社やら、病院やら、どこかしらに勤めていますよね。

これはその会社のために働いてるのであって自分のビジネスではありません。

 

つまり、この本でいうと勤務医は自分のビジネスではなく、開業医は自分のビジネスになります。

 

自分のビジネスをもって会社や病院を作ることによって、経費が使えます。

飲食代はもちろん、車や、時には家までもが経費で買えます。

 

さらに、経費をつけることによって節税になります。

その他にも法人化には税金面で様々なメリットがあります。(経費と節税の仕組みや、法人化のメリットはまた他の記事で説明したいと思います)

 

簡単な事ではありませんが、確かに会社を持つ意味は大きいですよね。

 

5.学ぶために働け

 

労働はお金のためではなく、学ぶためにするものという考えです。

ビジネスを成功させるには、幅広い知識や技術が必要です。

 

例えば、クリニックを開業するとしたら、医療の技術や知識以外に、薬や機器に関する知識であったり、従業員をまとめる能力であったり、自分のクリニックをブランディングする力など、たくさんの能力が必要になってきます。

それらを学ぶために働けという事です。

 

その時に重要なのは、自分の学んでる事の終着点、つまりそれを学ぶ事によって自分のビジネスにどう活かせるかを意識しながら、広く浅く学ぶ事が重要です。

 

5.行動を起こせ

 

なんにせよ、まず行動を起こさないと始まらないという事ですね。

 

行動を起こすためのステップなどが本には書いてありますが、少し自己啓発的な要素が強く、この本のメインの部分ではないので、ここは省略します。

 

 

まとめ

具体的なお金に関する勉強ではなく、お金や仕事に対する考え方を学ぶ上で役立つ本です。

 

この本を読んだ上で不動産投資や株の勉強を始めると効率が良いと思います。

 

ただ、ロバート・キヨサキの考えは完全に投資家の目線です。日々投資ビジネスのために時間を使える人間たちです。

 

日々の業務がある医者が同じように資産となる株や不動産のために勉強し、自分で動けるかと考えると、少し疑問が残りますが。

 

まあ資産と負債についての概念を理解する上では役立ちますし、今後どこにお金を使うか、というのも変わってくると思います。