研修医の給料
今日は初期研修医の給料についてお話しします。
僕も研修先の病院を決めるときは給料をかなり重視しました。
研修病院は大きく分けて大学病院と市中病院がありますが、給料は市中病院の方が良いです。
厚生労働省の発表では研修医の平均年収は
大学病院:1年次 307万 2年次 312万
市中病院:1年次 451万 2年次 502万
らしいです。
日本の20代の平均年収が346万ですから、大学病院で研修すると、それ以下ということですね。
首都圏の大学病院では、ほとんど月収20万円台です。
もちろんその給料で首都圏に1人暮らしして生活するのは厳しいので、ほとんどの人が病院の寮に入ります。
そうすると給料から寮費を引かれて手元に残るのは20万弱です。
人より勉強して、6年間大学に通って、国家試験に通って、いざ就職したら平均年収より下って。。。
厳しい世界です。
あと、初期研修医は東京に集中するので、東京の研修医は給料が安く、地方の研修医は給料が良いです。
需要と供給ですね。
市中病院は病院によって給料は結構変わってきます。
場所を選ばなければ1年目から年収800万以上もらえる病院もあります。
中でも医療法人は給料が良いです。
僕が研修先を探していた時は、都内ではありませんでしたが、千葉、神奈川の東京近郊なら月収50万以上もらえる研修病院はありました。
あとは仕事量とのバランスですね。
給料がどんなに良くても、2年間休みなしなんて病院はザラにあります。
結局、自給換算したら大学病院と変わらないか、それ以下になるんじゃないでしょうか。
僕は
・給料
・忙しさ
・立地
のバランスを重視して研修先を探していたので、先輩や同級生やネットで情報収集して給料と立地の条件が良い病院を見つけたら病院見学に行って、そこで働いている研修医にどれくらい忙しいか聞いて、自分に合った病院を探していました。
ただ、東京郊外まで範囲を広げれば話は別ですが、首都圏で給料を重視してもそこまで良い条件の病院は無く、どこも似たり寄ったりです。月収35万あれば良い方です。
結論は
東京の研修医は貧乏
ということですね。笑